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​痤瘡(にきび)

顔、胸、背中にできる毛穴に一致したブツブツやしこり、いわゆるニキビです。思春期に発症しやく、ストレス、ホルモンなどいろいろな要因により、ニキビ菌の増殖し、毛穴の炎症が引き起こされます。皮膚症状にはいくつかのステージがあり、面皰(毛穴のつまり)→紅色丘疹(赤いニキビ)、膿疱(うみをもったニキビ)→硬結、嚢腫(しこり)→瘢痕(ニキビ痕)、ケロイドと進行していきます。ニキビ痕にならないよう、早い段階で治療するのが望ましいです。また、ニキビができやすい体質は一定期間つづくので、発疹が改善したあとも予防するような治療・スキンケアが必要です。

痤瘡の治療法

①抗菌剤の外用。ニキビ菌(P. acnes)に対して有効な抗菌剤を選択します。長く使用するため、できるだけ耐性菌ができないように配慮が必要です。

​②過酸化ベンゾイル(ベピオ):抗菌作用、毛穴の閉塞の改善作用

​③アダパレン(ディフェリン):毛穴の閉塞の改善作用、抗炎症作用

④抗生剤の内服

​症状の応じて段階を踏んで、1つまたは複数の治療を組み合わせて治療します。

 

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