齊藤皮膚科アレルギー科クリニック
saito skin and allergy clinic
茨城県牛久市南1-6-40 クリニックビル牛久2F
Tel:029-874-8839
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受付時間
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局所免疫療法(脱毛症)
円形脱毛症の原因として、様々な説があるが、毛包組織に対する自己免疫疾患が考えられています。これは円形脱毛症の進行期に使われる治療です。スクアリン酸ジブチルエステル(SADBE)という物質を使って、塗った部分に人工的にかぶれ(接触皮膚炎)を起こします。局所の免疫状態をリセットすることで、毛包に対する自己免疫を改善し、発毛を促します。
本治療は、臓器への副作用は一切なく、ガイドラインで推奨度Bと長年行われている有効な治療ですが、今のところ、保険診療ではなく、自費診療扱いです。
2〜4週間ごと、症状が改善するまで継続していきます。(目安は半年〜数年)
方法:
・初回に2%の液体を脱毛部位に丸いシールで貼ります。48時間そのままの状態(ぬれたり、剥がれたりしないよう)を保ちます。皮膚に物質を認識させます(感作)。
・2回目以降、薄い濃度の液体を脱毛部位全体に塗ります。
0.000001%→0.00001%→0.0001%→0.001%・・・・と徐々に濃度を上げていきます。
・薄い濃度の液体を塗ったあとは、ほとんど症状はありませんが、濃度を上げるのにつれ、かゆみがでてくることがあります。生活に支障をきたさない最適の濃度になるよう調整します。
・治療後、30分以内には髪を洗わないでください。それ以外生活上で注意することはありません。
副作用
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丸いシール部位のかぶれ:赤く盛り上がった発疹、強いかゆみを伴うことはしばしばあります。症状が強い場合は、水ぶくれ、潰瘍になることもあります。跡が残る場合もしばしばあります。
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感作の失敗:まれにみられます。再度感作の操作を繰り返します。
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濃度をあげていくにつれて、薬液をぬったところ、たれたところにかぶれがしょうじることがあります。症状がつよい場合、顔まで赤くはれたり、首のリンパ節がはれたりすることがあります。その場合は治療を一旦中断し、かぶれの治療を致します。症状が落ち着いたら、接触免疫療法を再開できます。