生物学的製剤

​生物学的製剤は最新の製薬技術により開発された、病気の発症に重要な分子をターゲットとしたタンパク、抗体の​お薬です。

メリット

・治療効果が高い/副作用が少ない:特定の分子にピンポイントで働くため、従来の治療薬よりも治療効果が高く、副作用も少ないのが最大の特徴です。そのため、複数の重症・最重症の皮膚炎症性疾患の治療ガイドラインでは第一選択の治療薬となっています。

・投与間隔が長い:生物学的製剤のほとんどは注射薬(自己注射可能)で、2週間〜3ヶ月の間隔で投与します。これのみで病気がコントロールできた場合、毎日薬を飲んだり、塗ったりする手間は不要となり、治療にかける時間・労力が軽減されます。

デメリット

・費用が高い:高額医療費制度付加給付制度を活用して治療費を抑えることができます

生物学的製剤の種類

乾癬(尋常性乾癬、関節症性乾癬)

・レミケード

​・ヒュミラ  

・シムジア

・ステラーラ

・トレムフィア

・スキリージ

・イルミア

・コセンティクス

・トルツ

・ルミセフ

アトピー性皮膚炎

・デュピクセント

慢性蕁麻疹

・ゾレア

花粉症

・ゾレア

上記のように、乾癬は生物学的製剤が使われた最初の皮膚疾患で、2010年にレミケードが承認された

のを皮切りに、次々と薬剤が開発され、現在はたくさんの選択肢があります。

その後、慢性蕁麻疹にゾレア(2017年)、アトピー性皮膚炎にデュピクセント(2018年)、花粉症に

ゾレア(2019年)と他の疾患でも生物学的製剤が開発され、今後、重症の炎症性皮膚疾患の治療が

​ますます変わっていくと期待されています。