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伝染性軟属腫(水いぼ)

伝染性軟属腫ウイルスに感染することで発症する皮膚感染症で、おもに小児に見られ、全身あるいはその一部にいぼ状の発疹が多発します。通常、半年から3年以内に自然治癒するとされています。
伝染性軟属腫ウイルスが皮膚についた小さな傷、毛穴などから入り込み、皮膚の細胞に感染します。アトピー性皮膚炎の患者は通常よりも水いぼに感染しやすい傾向にあります。

本疾患は直接的な接触、プール、大浴場などで感染すると想定されますが、感染ルートは必ずしも特定できないことが多い。また、学校保健法ではプールの利用や学校への登校を禁止される対象として指定されていません。

治療

・内服

・液体窒素

以前では麻酔シールを貼った上で、セッシでイボを除去する治療が行われていました。また、現在でもそのような治療をしないと登園やプールの使用を禁止する保育園・幼稚園も多くあります。

しかし、ヨーロッパ、アメリカのガイドラインではそのような治療を推奨しておらず、日本小児皮膚科学会のガイドラインでも明言していないもののそれに準ずる対応と記されています。

したがって、当院では最新のエビデンスに従い、セッシによる除去治療を行っていません。

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