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ビンゼレックスに化膿性汗腺炎の適応追加

ビンゼレックスは難治性の乾癬に対する生物学的製剤で、IL-17A/IL-17Fを両方とも抑える初の抗体製剤となります。その作用機序ゆえ、即効性や高い奏功率を示しています。今回、ビンゼレックスは、尋常性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症、乾癬性関節炎、強直性脊椎炎、X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎に加えて、化膿性汗腺炎が適応追加となりました(最も適応症が多い生物学的製剤の一つ)。化膿性汗腺炎としてはヒュミラにつづいて2剤目となりました。

先日、ビンゼレックスを販売するUCBジャパン主催の講演会に参加させていただきました。製品のプロモーションはほとんどなく、研究発表(病気のメカニズムを深堀り)メインという珍しい会でした。教科書、ガイドラインに載っている内容を覚えておくのはもちろんのことだが、免疫などの病態生理への理解がより生物学的製剤を使いこなせるようになったり、非典型的・未知の症状に対する考察力を深めたりすると改めて感じ、非常に刺激を受けました。



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